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厨房便り

【 食べやすい工夫を 】

2019-03-13
■■■特別養護老人ホーム万葉園■■■
 
 肉や魚等は口の中に残り、食べずらい食材の一つです。高齢になっても、肉や魚を好んで摂取できる人は嚥下状態が良く若い証拠です。健康情報誌でも咀嚼・嚥下に対する特集を組まれるようになりました。それだけ世間の関心が強くなってきたのだと思います。
『何とか食べてもらいたい』と日々悩みながら献立を作成しています。
食材も日進月歩で次々と新しいものが出ています。ある業者から『これからは高齢化に伴い乳幼児向けより、高齢者向けにシフト変更しているんですよ』という言葉に納得しました。
さて、万葉園では肉や魚を『スベラカーゼミート』に付け込んでから調理します。調理が完了するまでは時間が掛かりますが、協力的に取り組んで貰っています。ちなみにスベラカーゼミートは、水と合わせて漬け込み液を作り、肉や魚(野菜なども)を漬け込むだけで約40%やわらかくなります。※スベラカーゼミートと水を合わせて漬け込み、酵素の力で食材を柔らかくします。
 
今回は鶏肉を前日から漬け込みました。私見を言いますと、豚肉よりも鶏肉の方が柔らかくなる効果は高いように感じます。
この日の昼食メニューは ご飯、鶏肉の生姜煮、帆立のすり身焼き、リンゴ、オレンジジュースです。
 
 
【文:栄養士 池田】
社会福祉法人南相馬福祉会
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